■ がん(癌)性腹膜炎 専門外来につきまして
■癌性腹膜炎治療専門外来を新設しました。■
たかが癌性腹膜炎程度で、人生をあきらめないでください!
- ① がん(癌)性腹膜炎と専門外来
- サンタマリア病院では、特に癌性腹膜炎患者を中心とした治療を専門的に扱うための癌性腹膜炎治療専門外来を開設しました。ここでいう癌性腹膜炎とは、
(1)大量の腹水貯留を認めること、
(2)腹水中の癌細胞あるいは腹膜に癌組織を認めること、
(3)腹腔内に多数の腹膜播種(腹膜表面に散在する多数の癌病巣)を認めること、
の3つの条件を満たしている癌患者さんです。 - 当院の癌治療担当医は、10年以上前から癌性腹膜炎治療を専門的に行ってきており、極めて高い治療成績をあげてきております(下記参照)。しかしながら、いまだに癌性腹膜炎患者を治療しないで、ひたすら腹水を抜くだけの緩和治療しか行っていない、死を待つだけの治療のみを行っている病院は少なくありません。
- 癌性腹膜炎では、癌細胞が腹膜表面に無数散布され、もし癌の進行を抑制する治療を行わなければ、必ず腸閉塞や閉塞性黄疸を併発して死亡するか、頻回の腹水排液に伴う低タンパク血症と水分制限による重症の癌性悪液質に至り、死期を早めてしまいます。対症療法だけでは確実に死亡します。
- 癌性腹膜炎は制御できないと思いこんでいる医師がまだ非常に多いため、しばしば、患者よりも先に主治医が、「どうせ治らない」と信じ込んで、積極的治療を放棄していることが非常に多いのです。これは、一人の主治医の判断だけで、その癌患者は治療の可能性を断たれることを意味しています。大量の腹水貯留による患者の苦痛は大きいため、多くの病院でむやみに腹水の頻回排液を繰り返し、腸閉塞を回避できたとしても、ついには全身浮腫・心不全で早死にさせている場合が少なくありません。あるいは、点滴水分量を絞り込んで、やせ衰えさせて死亡に導く緩和療法に終始している医師も多いのが現状です。そもそも、癌性腹膜炎はどうしようもないという前提で、診療を開始していることが問題なのです。本当に、癌性腹膜炎は治らないのでしょうか?それは間違いです。 そこで、当院では長年の臨床経験から、あらゆる癌に対して、癌性腹膜炎で困っている患者さんを専門的に治療するための、専門外来を新設することにしました。もう一度、普通に歩いて、普通に食べられる状態に戻りたいと希望する進行期癌・末期癌患者さんをお待ちしております。
- ② 当院担当医自身の治療実績
- 参考までに、当院担当医の過去3年間の癌性腹膜炎患者29名(大量腹水+腹水中の癌細胞+多数の腹膜播種あり)の治療成績を示します(平成23年度日本癌治療学会総会にて口演発表)。
治療法は、患者一人一人異なる、テーラーメード治療を行っています。
(1)初発癌の癌性腹膜炎患者21名(4期癌16例、3期癌5例)。年齢:44歳~84歳(平均64歳)。 内訳:卵巣癌・卵管癌・腹膜癌18例、子宮体癌2例、結腸癌1例。 腹水制御率:21例/21例(100%)、全員、腹水が完全消失しました。 全身完全奏功率(PET-CTやMRIでの全身の癌の消失率):18例/21例(86%)。
(2)再々発がんの癌性腹膜炎患者8名 患者年齢:42歳~70歳(平均55歳)。 内訳:卵巣癌・卵管癌・腹膜癌7例、結腸癌1例。 腹水制御率:8例/8例(100%)、全員、腹水が完全消失しました。全身完全奏功率(PET-CTやMRIでの全身の癌の消失率):6例/8例(75%)。 - ③ 受診の方法
- 当院の癌性腹膜炎治療専門外来の受診を希望される場合は、外来受付で予約をおとりください。単に治療の意見を求めたい場合は、紹介状は不要ですので、一度、受診してください。癌性腹膜炎治療だけの場合は、外来でその場で治療を開始できます。しかし、患者様の状態により入院での治療となる場合もあります。一人の主治医の意見だけで、自分の一生を捨てることなく、まずは一度、当院を受診してください。癌の種類は問いません。原則として女性患者が中心ですが、男性患者の場合も病状により治療をお引き受け致します。
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